ブランド品
2021.10.12 上野
トップオブトップブランド「エルメス」の最高級バッグ、幻の「ヒマラヤバーキン」とは
最高級ブランドとして名を馳せるHERMES。
ブランドのアイコンとして世界中の女性たちの憧れとして君臨する最高峰と名高いバッグであり、熟練の職人によって製作されることから生産数も少なく、
流通量が限られることから非常に高価なバッグとなっております。
サイズもいくつか用意されており、40センチ以上の大きいサイズの商品となりますと男性も良く使用され老若男女問わず幅広い世代から支持されるのも
このバッグの特徴となります。
その中でもクロコダイルなどのワニ革を使用したモデルは素材自体の希少価値が高くエルメスのバッグでも最高品質。その希少性からオークションなどで
超高額で取引されることもしばしば。
そんな超高級ワニ革バーキンの中で最上位として存在するのがヒマラヤバーキンというバッグですがVIP中のVIPですら手に入れることが難しい
まさに幻のバッグなのです。
本日はその幻のヒマラヤバーキンについてご紹介させていただきます。
ワニ革に関する基礎知識
エキゾチックレザーの最上位素材として取り扱われるワニ革。ワシントン条約などで取り扱いに厳重な規制がかけられており現在市場に出回る革の大部分は
養殖によって生育されたワニの革を使用しております。その割合はおよそ80%ほどで野生の物は個体数などを調査し捕獲数を定めているようです。
中でもクロコダイルは獰猛な性格から個体同士で傷つけあうこともしばしばあり、傷が付いてしまえば商品として使えなくなるので
成長した個体は個室で育成するなど手間とコストが非常にかかり、餌代、人件費、設備費と莫大なコストがかかる素材であることは間違いありません。
現存するワニは主に3種存在しており
- クロコダイル種
- アリゲーター種
- ガビアル種
となります。その中でも主に服飾品として取り扱われるワニ革は以下の種類で
スモールクロコダイル(イリエワニ)
きめ細やかなうろこの配列が特徴で主に東南アジア、パプアニューギニア、オーストラリア大陸に生息しています。原皮の流通量が少なく非常に高価な品になることが多いです。
学術名である「ポロサス」呼びがブランド界隈では一般的でクロコダイルの中で最も高い評価を受けております。流通している革の大部分はヨーロッパの服飾ブランドによって独占状態となっており、
希少価値が恐ろしく高いです。
ラージクロコダイル(ニューギニアワニ)
スモールクロコダイルと比べて鱗のバランスが大きく主に東南アジア、パプアニューギニアに生息しています。学名はノヴァギニアと呼ばれており、ワイルドさのある革目が特徴的。
ナイルクロコダイル(ナイルワニ)
スモールクロコダイルとラージクロコダイルの中間の鱗のサイズで繊細で整った鱗模様が特徴。生息地はアフリカ大陸南部中心で養殖がおこなわれています。学名のニロティカスで呼称されることも多いです。
シャムクロコダイル(シャムワニ)
主にタイで養殖されている種類で東南アジア中心に生息しています。日本への流通量が多い種でございます。スモールとラージの中間くらいで、わき腹にかけての鱗模様のサイズのコントラストがはっきりしています。
アリゲーター(ミシシッピワニ)
クロコダイルはクロコダイル科、アリゲーターはアリゲーター科と種類は異なります。広範囲に分布しておりますが革として使用されている種類は主にアメリカ大陸に生息しているものになります。
鱗はやや長方形型。腹ばいで移動することからクロコダイル科には存在する腹部鱗に存在する感覚器官である「 穿孔 」が存在しないのが特徴です。
カイマン
硬くしわが強調されているのが特徴で別名石ワニとも呼ばれるほど特徴的な素材です。中南米が生息地で腹部ではなく背中側の突起が多い部分が良く使われます。
こちらもアリゲーターと同じくクロコダイルとは別の種類でアリゲーターに属するカイマン亜科という種類になります。
エルメスで主に使用されるのは「アリゲーター」、「ポロサス(スモールクロコダイル)」、「ニロティカス(ナイルクロコダイル)」の3種類になります。
アリゲーターは比較的安価で手に入ることから一般的な流通も多い商品となります。
ポロサスはクロコダイルの中でも最高級品であることからバーキンとして流通する場合約500万円程で中古市場だとそれ以上になることもございます。
最後にニロティカスですが革のランク的にはポロサスに劣りますがそれはあくまで染色した場合。
染色していない状態のワニ革本来の白と褐色のグラデーションの美しさを選考基準にしており、非常に厳正な選定を潜り抜けたごくわずかな革にのみ名乗ることが許された
名前が「ヒマラヤ」となります。
ヒマラヤは腹の白い部分を雪、サイドの褐色のグラデーション部分を山肌に連想してエルメスが名付けたもので今やこのカラーリングは他のブランドでもヒマラヤと呼ぶほど
一般化されたものになっております。
白と褐色の部分がきれいな一直線になっているおり斑の大きさが均一であるという条件がそろっている物がこうしてヒマラヤとして製品化されるのですが、
その条件の厳しさから非常に流通量が少なく、店頭に並ぶことのないバーキンはただでさえ限られた顧客のみが購入を許される品物ですがこのヒマラヤバーキンは
超VIP中のVIPですら購入する機会が伺えないまさに幻のバーキンなのです。
国内直営店での購入価格はおよそ800~900万円でその希少性から定価以上でも欲しいという声が多く上がっており、新品未使用でオークションなどに出品された場合は
1500~2000万円という驚きの価格で取引されております。
さらに2017年に香港で行われたオークションに出品されたダイヤモンドヒマラヤバーキン、このバッグにはダイヤモンドが245個ホワイトゴールドの金具に取り付けられており、
落札価格は史上最高額の4200万円!!
4200万円と言いますと吉野家牛丼並盛(税込387円)が約11万杯、3食毎日食べたとしても100年は過ごせる金額なのです、このバッグの恐ろしさがご理解いただけたでしょうか…
またベッカムが妻のヴィクトリア・ベッカムにプレゼントしたとされているバッグがこのヒマラヤバーキンでオーダーメイド品との事で定価は1300万円程するようです。
さて、現在当店にはエルメスのバッグの在庫が全然ございません…
ですので現在当店ではエルメスのバッグの買取を非常に心待ちにしております!
使用していてもキズが多くてもエルメスのバッグでしたら大歓迎!
当店のスタッフが一点一点心を込めて査定させて頂きます!
貴方のお持ち込みをお待ちしております!