楽器
2021.06.23 三宅
FENDER JAPAN のJV&Eシリアル頃のピックアップの話
日本で楽器の買取をやっておりますと、かなり馴染みの深いFENDER JAPANのギターであります。
このフェンダージャパンのグレードを見ただけで判断するのってなかなか難しいんです。
今回はその判断に役立つピックアップについて書いていこうかなと思います。
1982年頃の初期。このころのPUは主にヴィンテージUSAという物が載ってました。
↑こんなのです。
いわゆるグレイボビンとレッドボビンと言われる当時のFENDER USAのピックアップです。
よく見るのはグレイボビンのマウントされているモデルで稀にレッドボビンも見ます。
グレイボビンと言われるピックアップは主に1970年代中頃からFENDER USAに採用されているモデルで
結構希少価値が高くなっているんです。赤のボビンもたまにあります。
しかも1982年頃からFENDERと正式に契約して製造を始めたFENDER JAPAN
初年度の生産台数が分かりませんが、一気にパーツ買ったんだと思います。
年式によってボビンの色が混在しているので開けてみらなわからん所が面白い。
勘のいい方ならお分かりかと思いますが、82年のFENDER USAってリーシュー元年なんですね。
フラートンからコロナの工場の変更の時期でもあります。このフラートン工場で製作された
VINTAGEシリーズの評価が非常に高く、この頃にフラートン工場で使われていたピックアップも
現在非常に希少価値の高いピックアップになっております。
JVやSQシリアルのFENDERジャパンお持ちの方は一度確認してみてください。
次回はテキサススペシャルの話をしていきます。